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■エボラ出血熱の死者700人を上回る コンゴ民主共和国 [健康ダイジェスト]

 アフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)の保健省は5日夜、エボラ出血熱によりこの3週間で約100人が死亡し、昨夏からの死者数が700人を上回ったと発表しました。
 それでも住民に対する初の大規模なワクチン接種が進められ、9万5000人余りの住民がアメリカの医薬品大手メルクのエボラワクチン「rVSVーZEBOV」の接種を受けました。同保健省によると、これにより多数の命が救われたといいます。
 コンゴ民主共和国は昨年8月1日、同国で1976年に初めて確認されて以降10回目となるエボラ流行宣言を出しました。同国東部の北キブ州で始まり、隣のイトゥリ州に拡大した今回の流行は、2014年の西アフリカでの流行に次ぐ史上2番目の規模。
 エボラ出血熱は感染した人間の血液や分泌物、嘔吐(おうと)物などに含まれるエボラウイルスが体内に侵入することで感染し、2014年のエボラ出血熱では、ギニアとリベリア、シエラレオネの3カ国を中心に1万人以上が死亡しました。
 4日までのデータに基づく保健省の発表によると、今回の流行開始以降の症例は1117件で、うち確定例は1051件、確実例は66件。死亡例は702件で、うち確定例は636件、確実例は66件でした。一方、339人が回復し、現在、感染疑いのある295人が検査を受けているといいます。

 2019年4月8日(月)

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