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■エボラ出血熱の死者750人を超える コンゴ民主共和国 [健康ダイジェスト]

 世界保健機関(WHO)は12日、昨年8月1日に流行宣言が出されたアフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)におけるエボラ出血熱による死者が750人を超えたと発表しました。
 WHOによると、今月9日現在で、同国東部の北キブ州と隣のイトゥリ州で1200人近くの患者が報告され、751人が死亡しました。
 WHO憲章に基づく国際的な健康危機管理の法的枠組み、国際保健規則の緊急委員会は昨年10月、コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱流行を「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」と宣言することを見合わせましたが、その後に憂慮すべき事態となったため、状況を見直すことを決定していました。
 赤十字社は流行の拡大が加速していると指摘し、国際医療支援団体「国境なき医師団」はエボラ出血熱流行を抑える国際的な対応が遅れていると警告しています。
 コンゴ民主共和国では、武装勢力の活動で治安が悪い上、一部の地域で治療への抵抗もあることから、エボラ出血熱の拡大抑制策が妨げられています。

 2019年4月13日(土)

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