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■脳の思考を音声に変換、埋め込み型機器を開発 米の研究チーム [健康ダイジェスト]

 脳の中の電気信号を読み取り、話し言葉に変換することにアメリカの研究チームが成功し、脳の障害などによって言葉が出ない人とのスムーズな意思の疎通につながる技術として注目されています。
 この成果は、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究チームが24日、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」に発表しました。
 研究チームは、脳内で出される電気信号を検知する脳内埋め込み型機器(インプラント)を人に取り付け、数百の文章を声に出して読んでもらうことで、声に出す際に唇や舌、あごやのどを動かすのにどのような信号がかかわっているかを人工知能(AI)を使って詳しく解析しました。
 そして、この解析を基に脳内の信号を解読して音声に変換するコンピューターのシステムを作って試したところ、脳内の信号を基に100余りの文章を音声にすることができたということです。
 文章によってはほとんどの人が正確に聞き取れたということで、研究チームは、脳の信号を読み取って文章を音声に変換することができたのは初めてだとしています。
 研究チームは、現時点では限られた文章しか音声にできておらず、精度を上げる必要があるとしています。
 ただ将来的には、脳梗塞の後遺症や、全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病である筋萎縮性側索硬化症(ALS)などで言葉が出なくなった人とのスムーズな意思の疎通につながる技術として注目されています。

 2019年4月25日(木)

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