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■徳島県内の70歳代男性がマダニ感染症 全国では今年13人目 [健康ダイジェスト]

 徳島県は12日、マダニが媒介するウイルス性感染症の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を県内の70歳代男性が発症したと発表しました。県内では今年3人目。3月から毎月1人の発症が確認されており、県は「異例の頻度」として感染予防策の徹底を呼び掛けています。
 徳島県感染症・疾病対策室によると、男性は発熱や下痢などの症状があり、5月上旬に県内の医療機関を受診。数日前に庭の草むしりや登山をしており、右足にマダニにかまれたとみられる傷跡が見付かりました。
 12日に医療機関から徳島保健所に検査依頼があり、県立保健製薬環境センターが感染を確認しました。男性は入院して治療を受けており、命に別状はありません。
 県は同日、市町村などの関係機関にメールで事例報告して注意喚起。「気温が上がってマダニの活動が活発化しているので、草むらや山に入る際は肌の露出を避けてほしい」としています。
 全国では、今年に入って13人(4月28日時点)の感染が報告されています。
 長崎県も10日、マダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に、五島保健所(五島市)管内の男性が感染したと発表しました。県内の感染確認は本年度で初めて。
 長崎県医療政策課によると、男性は発熱、頭痛、食欲不振などの症状を訴え、4日に医療機関を受診。検査の結果、9日に感染が判明しました。現在も入院しています。
 SFTSはウイルスを保有するマダニにかまれることで感染。ワクチンはなく、重症化すると死亡する恐れがあります。昨年は全国で77人、うち長崎県内で4人の感染が確認されました。
 マダニは主に山林や草むらに生息し、気温が高くなる夏場は特に活動的になります。長崎県医療政策課は、「サンダルではなく靴を履くなど肌の露出を抑えるほか、衣服に付いたダニを落としたり、帰宅後は入浴したりしてほしい」と対策を呼び掛けています。

 2019年5月13日(月)

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