厚生労働省は17日、乳がん治療薬「ベージニオ錠」を服用した14人が重い間質性肺疾患を発症し、うち3人が死亡したとして、医療関係者らに注意喚起しました。14人中4人は副作用の疑いがあり、死亡した3人のうちの1人も含まれるといいます。
厚労省によると、ベージニオ錠は昨年9月に承認された新薬で、日本イーライリリー(神戸市中央区)が製造販売します。昨年11月の発売から今年5月13日までに、約2000人の患者が使用したと推定されます。
厚労省は、間質性肺疾患の初期症状の息切れや発熱などの異常があった場合はベージニオ錠の服用を中止し、医師に相談するよう呼び掛けています。
2019年5月17日(金)
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