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■iPS細胞使った心臓病の臨床研究を申請 慶応大 [健康ダイジェスト]




 
 iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った心臓の筋肉の細胞を重い心臓病の患者に移植して機能を回復させる臨床研究の計画を、慶応大学の研究チームが学内の委員会に申請しました。iPS細胞を使った心臓病の臨床研究は、大阪大学の研究チームがすでに国の了承を受けており、今回の計画はこれに続くものになります。
 慶応大医学部の福田恵一教授(循環器内科)の研究チームは、「拡張型心筋症」と呼ばれる重い心臓病の患者3人を対象に、iPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞5000万個をそれぞれ移植し、心臓の機能を回復させることを目指していて27日、この臨床研究の計画を学内の委員会に申請しました。
 拡張型心筋症は、心臓の筋肉が薄くなり、血液を送り出す心臓の力が低下する病気で、国内の患者数は数万人ですが、重症の場合は心臓移植などが行われています。
 この臨床研究の計画は学内の委員会で審査され、さらに、国の審査も受けることになります。
 iPS細胞を使った心臓病の臨床研究は、大阪大の研究チームが別の心臓病を対象にすでに国の了承を受けて1例目の手術の準備を進めており、慶応大の臨床研究は、これに続くものになります。
 福田教授は、「慎重の上にも慎重を期して行い、心不全治療の新しい一歩となるよう全力で取り組みたい」と話しています。

 2019年5月27日(月)
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