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■緊急避妊薬、オンライン診療解禁へ 性犯罪被害者らに限定で [健康ダイジェスト]

 性暴力や避妊の失敗で望まない妊娠を避けるために飲む緊急避妊薬(アフターピル)について、厚生労働省の検討会は5月31日、オンライン診療の解禁を認めるものの、利用できる女性を限定する方針を決めました。
 近くに受診可能な医療機関がない、あるいは性犯罪の被害を受けて対人恐怖がある場合に限る案が出ており、利用が大きく制限される可能性もあります。
 オンライン診療は、初診は医師の対面診療を受けることが義務付けられています。検討会では、例外対象に緊急避妊薬を加える方向で議論をしてきました。だが、「容易に手に入るようになると適切に避妊されなくなる」といった医療者の意見が強く、対象を狭めることとしました。
 緊急避妊薬は、性交から72時間以内に飲む高確率で妊娠を防ぐ効能がありますが、医師の受診への抵抗感で処方を受けられない場合もあります。厚労省がこの日示した案では、都市部に住んでいたり、性犯罪の被害を伝えられなかったりすれば、利用できなくなります。一方、性犯罪被害を含め、受診に心理的、物理的障壁がある女性すべてを対象にするべきだとの意見も出ました。
 検討会では今後さらに案を詰め、厚労省は7月にもオンライン診療の指針を改定する予定です。

 2019年6月1日(土)

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