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■休眠状態の卵母細胞、体外作製に成功 不妊原因究明に期待 [健康ダイジェスト]




 
 マウスのES細胞(胚性幹細胞)から、卵子のもとになる「卵母細胞」を生体内と同じように休眠状態で体外作製することに、九州大学の林克彦教授(生殖生物学)らの研究チームが成功しました。
 不妊の原因究明などに役立つ可能性があるといいます。論文はアメリカの「科学アカデミー紀要」(電子版)に掲載されました。
 哺乳類の卵巣では、卵母細胞が休眠した状態で存在し、周期的に一部の細胞が発育して卵子となります。卵母細胞は原則的に増殖しないため、生殖能力を長く維持するには、残りの細胞が休眠状態を保つことが重要です。
 林教授らは2016年、マウスのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から体外で卵子をつくることに世界で初めて成功。ただ、体外作製ではすべての卵母細胞が一度に卵子に発育してしまい、また、その卵子の受精率は低くなりました。
 今回、さまざまな組織に変化する万能細胞の一種のES細胞を作製する際、酸素濃度を大気中の約4分の1(5%)まで低くし、生体内と似た環境にしたところ、3週間で休眠状態の卵母細胞ができました。卵母細胞が卵子になるメカニズムの解明や、早期閉経など不妊の原因究明、治療法開発への貢献が期待できるといいます。
 横浜市立大学の小川毅彦教授(生殖再生医学)は、「生体内の卵子の形成に近い状態を再現した点で画期的だ。卵母細胞の活性化や老化といった、未解明の課題を明らかにする手掛かりになる」と話しました。

 2019年6月3日(月)
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