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■エボラ出血熱感染者2000人、1300人以上が死亡 コンゴ民主共和国 [健康ダイジェスト]

 アフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)の保健省は3日深夜、同国東部で昨年8月1日にエボラ出血熱の流行が宣言されて以降のエボラウイルス感染者が、疑い例を含めて2000人を超えたことを明らかにしました。このうち3分の2の患者が死亡したといいます。
 同省によると、全発症者のうち感染が確認された患者は1914人、感染が疑われる患者は94人。死者は1346人で、このうち感染が確認された患者は1252人、感染が疑われる患者は94人でした。一方、回復した患者は539人います。
 同省は、2000人という節目は超えたものの、事態の全容を見失わないことが重要だと表明しました。
 コンゴ民主共和国では、昨年8月1日に北キブ州でエボラ出血熱の流行が最初に宣言された後、隣のイトゥリ州に感染が拡大。その一方、国境を接しているルワンダやウガンダでの感染は報告されていません。
 同国での危機対応の取り組みは、周辺の鉱物資源を収入源とする多数の武装勢力が乱立し、民兵による医療施設への襲撃や、医療チームに対する一部の住民の敵対感情によって妨げられてきました。
 これまでに医療従事者5人が死亡。また、国際NGO「オックスファム」のコリン・ヌドゥ・コンゴ民主共和国担当ディレクターは、「予防接種や死亡した感染者の埋葬といった重要な予防措置に遅れが生じている」と述べました。
 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は5月20日に、「(武装勢力の)攻撃で、我々の活動が中断され、現場へ向かうのが一層困難になっている」と警鐘を鳴らしています。

 2019年6月6日(木)

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