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■ゲル充填人工乳房でリンパ腫、国内で初報告 厚労省が注意喚起 [健康ダイジェスト]

 がんで切除した乳房の再建や豊胸手術などで使う「ゲル充填人工乳房」が原因とみられる血液がんの一種、リンパ腫が国内で初めて見付かったと、乳房再建術などを専門とする日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会など関連4学会が7日、発表しました。
 国内ではアラガン・ジャパン(東京都)の人工乳房2製品が承認されており、厚生労働省は同日、医療機関への情報提供の徹底と、使用前にリンパ腫のリスクについて患者に十分説明することなどを添付文書に記載するよう指示しました。
 学会などによると、患者は17年前に、アラガン・ジャパンの製品と類似した当時未承認だった人工乳房を入れる手術を受けました。現在もリンパ腫の治療中といいます。海外では今年4月以降、フランスやカナダなどで一部の人工乳房の販売が停止されました。
 このリンパ腫は、ブレスト・インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫。主にゲルを包む樹脂の表面がざらざらしたタイプの人工乳房でまれに発生し、体液がたまったり、しこりができたりして気付くことが多くなっています。
 入れてからリンパ腫が見付かるまでは平均9年で、早期発見のため、定期的な検査が推奨されています。早期に見付かれば、入れた人工乳房の周囲にできる被膜組織と人工乳房を取り除くことで、治癒が期待できます。

 2019年6月9日(日)

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