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■今春の医学部合格率、女子が男子を超える 東京医科大、順天堂大など [健康ダイジェスト]

 医学部の不正入試問題で、文部科学省から昨年、不適切またはその疑いがあると指摘された10大学のうち、女子差別があったとされる4校の今春入試で女子の平均合格率が13・50%と、男子の12・12%を1・38ポイント上回ったことが明らかになりました。前年に男子9・06%、女子5・52%と3・54ポイントあった差が逆転しました。今春の入試では、不当な差別が排除された結果とみられます。
 全81校(防衛省所管の防衛医科大学を除く)で見ても、前年は男子11・51%、女子9・46%と2・05ポイントの開きがありましたが、今春は男子11・86%、女子10・91%で0・95ポイント差に縮小。昭和大学、日本大学(いずれも東京都)、山梨大学(山梨県)など計26校で女子の合格率が男子を上回りました。
 受験者数が前年から約6000人減ったため、合格率は全体的に上昇しましたが、文部科学省に女子差別を指摘された東京医科大学、順天堂大学、北里大学(いずれも東京都)と、その疑いを指摘された聖マリアンナ医科大学(神奈川県)の4校の合格率は男子12・12%、女子13・50%でした。
 前年まで一般入試の小論文の得点を操作し、女子と3浪以上の男子の合格者を抑えていた東京医科大学では、合格率が前年の男子9・04%、女子2・91%から今年は男子19・84%、女子20・21%となりました。担当者は、「不正を排除した結果ではないか」と語っています。
 1次試験で一定順位以下の浪人生や女子を不利に扱っていた順天堂大学は、前年の男子10・08%、女子5・23%から今年は男子7・72%、女子8・28%と大きく変動し、直近7年間で初めて女子が男子を上回りました。順天堂大学の医学部は募集人員140人に対し、受験者が男子2202人、女子1679人、合格者(繰上合格を含む)が男子170人、女子139人、受験者に対する合格者の割合を示す合格率が男子7・72%、女子8・28%で、男子の合格率は女子の0・93倍でした。
 北里大学は前年の男子9・11%、女子10・63%から今春は男子15・66%、女子20・08%と女子が急伸しました。

 2019年6月18日(火)

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