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■大阪府の0歳男児、先天性風疹症候群 全国で今年3例目 [健康ダイジェスト]

 全国的に風疹の患者が増加する中、妊娠中の母親が風疹に感染することで、おなかの赤ちゃんに障害が出る「先天性風疹症候群」の子供が大阪府内で5年ぶりに確認されたことが20日、わかりました。府はワクチンの接種など、注意を呼び掛けています。
 大阪府などによりますと、今月、大阪府内の医療機関で0歳の男児が先天性風疹症候群と診断されたということです。
 先天性風疹症候群は、母親が妊娠初期に風疹に感染することで、生まれてくる赤ちゃんの目や耳、心臓などに障害が出るものです。
 先天性風疹症候群の子供が大阪府内で確認されたのは、前回の大流行に伴う患者以来5年ぶりで、今年に入り、埼玉県、東京都に次いで全国で3例目だということです。
 大阪府内では、6月16日までに報告された風疹の患者数が117人で、すでに昨年1年間の患者数の123人に迫る勢いです。
 府では、女性は妊娠する前にワクチンの接種を行うことや、免疫を持たない30歳代から40歳代の男性を中心に、幅広い世代の人にワクチンを接種してほしいと注意を呼び掛けています。
 先天性風疹症候群の子供が大阪府内で5年ぶりに確認されたことについて、先天性風疹症候群の子供の保護者たちで作る会の大畑茂子さんは、「先天性風疹症候群は、防げる方法も手立てもわかっているのに、患者が出たことに悔しい気持ちでいっぱいです。自分や自分の家族のこととして想像力を働かせて、大人一人一人が今できることを考えてほしい。これ以上患者を増やさないためにもワクチンの接種や抗体検査を行ってほしい」と話しています。

 2019年6月22日(土)

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