SSブログ

■首都圏で手足口病の患者が増加 4都県が警報レベルに [健康ダイジェスト]

 手や足などに水疱(すいほう)性の発疹が現れる手足口病の流行が、首都圏で拡大しています。6月24日から30日までの週の1医療機関当たりの患者報告数は、東京や千葉など4都県で警報基準値を上回っています。
 この週の1医療機関当たりの患者報告数は、千葉県が前週比約1・5倍の7・74人、埼玉県が約2・3倍の5・48人、神奈川県が約2倍の5・23人、東京都が約1・9倍の5・1人となり、いずれも警報基準値の5人を超えています。
 千葉県では、県内の16保健所管内のうち、14保健所管内で前週より報告が増加。船橋市の20・09人が最も多く、警報基準値の4倍となっています。年齢別では、0〜3歳が全体の9割近くを占めています。
 埼玉県では、保健所管内の南部が13・5人と最も多く、川口市が10・38人、東松山が10・0人、朝霞が8・93人、春日部と草加が7・67人などと警報基準値を上回っています。同県は、外出後の手洗いなどの感染防止策を行うことに加え、子供の体調が優れない時は医療機関に電話で相談の上、早めに受診するよう呼び掛けています。
 東京都では、都内の31保健所管内のうち、10保健所管内で警報基準値の5人を超えています。このうち江東区が15・33人と最も多く、次いで中央区が13人、目黒区が10・8人などとなっています。
 手足口病は、水疱性の発疹を主な症状とした急性ウイルス性感染症で、乳幼児を中心に夏季に患者数が最も多くなります。原因病原体はコクサッキーウイルスやエコーウイルス、エンテロウイルスなどで、感染から3〜5日の潜伏期間後、口腔粘膜や手のひら、足の甲・裏などに2〜3ミリの水疱性発疹が現れます。まれに脳炎などの重い症状を引き起こすことがあります。せきやくしゃみのほか、手についたウイルスが口に入ることで感染します。

 2019年7月4日(木)

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。