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■手足口病が大流行、患者が2万1000人 31都府県で警戒レベル [健康ダイジェスト]

 乳幼児を中心に手足や口の中に発疹ができる「手足口病」が、全国的に流行しています。全国約3000の小児科定点医療機関が報告した6月24~30日の直近1週間の小児患者数は、計2万1000人。今シーズン初めて2万人を超えました。厚生労働省は手洗いを徹底し、子供同士でタオルを共用しないなど注意を呼び掛けています。
 国立感染症研究所によると、1医療機関当たりの患者数は6・7人で、過去10年で2011年に次ぐ勢いとなっています。
 都道府県別では、福井県(21・78人)、福岡県(16・09人)、鳥取県(14・26人)で多く、31都府県で警報レベルの5人を超えました。
 専門家によると、今シーズンの流行の理由は、ウイルスの種類の違いだといいます。手足口病の原因となるウイルスは、エンテロウイルスなど100種類以上。その中でも主に3種類のウイルスが、年によって周期的に発生します。今シーズンは、この3種類のウイルスではなく別の「コクサッキーA6」という型のウイルスが多く検出されており、このウイルスが流行すると患者数が多くなる傾向がみられるということです。
 手足口病は、くしゃみなどの飛沫で感染したり、接触で移る可能性があります。この感染経路を断つための予防としては、手洗い・うがいをすることと、タオルを共有しないことが大切です。手足口病に特効薬はなく、感染してしまったら3日から1週間、回復するまで待つしかなく、まれに髄膜炎や脳炎になることもあります。
 治った後も2~4週間にわたり便にウイルスが排出されるため、排便後の手洗いが不十分だと他人にうつす恐れがあります。
 手足口病の流行は、8月中旬まで続くとみられています。

 2019年7月9日(火)

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