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■「卵巣年齢」チェックキットを発売 約2万円で10日後に結果 [健康ダイジェスト]

 医療系スタートアップのF Treatment(エフトリートメント、東京都港区)は10日、卵巣年齢チェックキット「F check(エフチェック)」の販売を開始しました。税別価格は1万9880円。自宅で血液を採取して郵送するだけで結果がわかるキットを展開し、多忙な女性の「妊活」を支援します。
 キットでは卵子の周りの細胞から出る「AMH(アンチミューラリアンホルモン)」の値を測定し、卵巣に残っている卵子の数が何歳相当であるを示す卵巣年齢を算出します。
 卵巣年齢が高い場合は残りの卵子の数が少なく、不妊治療ができる期間が限られていることがわかります。逆に卵巣年齢が低く月経不順の場合は。不妊原因となる「多嚢胞(のうほう)性卵巣症候群」が疑われる場合もあるといいます。
 同社によると、卵巣に残っている卵子の数は母親の中にいる時が最も多く、思春期には約20万〜30万個に減少していきます。その後増えることはなく、閉経時にはゼロに近付きます。平均の閉経年齢は50歳程度といわれており、医学的には10年前の40歳前後から妊娠しづらくなってくるといいます。
 しかし実際には、卵巣年齢は個人差が非常に大きいとのことで、25歳でも49歳と同じ卵子量の人がいたり、その逆もあります。妊娠を希望するカップルは、卵巣年齢を知ることで自然妊娠を選ぶのか、人工授精、体外受精を選ぶのかを判断できるようになります。
 キットは同社のサイトで販売し、購入者は指先に針を刺して0・1ミリリットルの血液を採って郵送。届いた血液はアメリカの疾病対策センター(CDC)の承認を受けている検査センターで分析し、結果は約10日間後にパソコンやスマートフォンで専用のウェブサイトにアクセスすることで確認できます。
 検査結果のほか、19種類の設問に回答すれば不妊の兆候を把握できる自己診断ツールも用意しています。今秋には、専門家への相談サービスも始める予定。

 2019年7月10日(水)

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