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■手足口病の患者が今年累計15万人に 来週にかけピークか [健康ダイジェスト]

 主に幼い子供が感染し、手足や口に発疹ができる「手足口病」の流行が拡大し、全国の医療機関から報告された患者数が、過去10年で最も多くなっています。国立感染症研究所は今から来週ごろが流行のピークになる可能性が高いということで、手洗いなど、予防を徹底してほしいと呼び掛けています。
 手足口病は、手や足、口の中などに発疹ができるウイルス性の感染症で、幼い子供ではまれに髄膜炎や脳炎などの重い症状を引き起こすことがあります。
 国立感染症研究所によりますと、7月8〜14日の1週間に、全国約3000の小児科の定点医療機関から報告された患者数は3万9913人で、今年の累計患者数は計15万人に達しました。1医療機関当たりでは12・64人で、過去10年で最も流行した2011年のピークの10・97人を超えて最も多くなり、最大の流行となっています。
 都道府県別では、石川県で28・52人、福井県で26・39人、福島県で22・4人、富山県で21・59人、香川県で21・29人などとなっていて、国の警報レベルの5人を大幅に超えました。34都道県で、前週よりも患者数が増加しました。
 今から来週ごろが流行のピークになる可能性が高いということで、国立感染症研究所の藤本嗣人室長は、「患者が多い状態はしばらく続くため、注意が必要だ。特に幼い子供がいる家庭や保育園などでは、オムツの適切な処理や、こまめな手洗い、それにタオルを共有しないなど予防を徹底してほしい」と呼び掛けています。

 2019年7月23日(火)

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