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■ケーブルテレビを活用してオンライン診療 今秋から実証実験を開始 [健康ダイジェスト]

 ケーブルテレビ最大手のジュピターテレコムは、遠隔で医師の診察を受けるオンライン診療事業に参入します。スタートアップ企業と連携して個人宅のテレビに接続するシステムの開発を進め、2021年度の商用化を目指します。スマートフォンを使う既存のシステムに比べて、高齢者にも使いやすくして普及を後押しします。
 今秋から東京都と福岡市で、高血圧や糖尿病などの慢性疾患を抱える高齢者ら約30人を対象に、実証実験します。スタッフが患者宅のケーブルテレビにカメラなど専用機器を設置。予約日に、患者がリモコンを使って問診票に答えます。診察時間前に、テレビが自動的に起動して診察を受けます。
 ケーブルテレビのインフラとテレビ画面を使った実証実験は国内初で、高齢者でも、スマホによる従来のオンライン診療より手軽に受けられます。
 実験では、スタートアップ企業2社が医療機関に提供する既存のオンライン診療システムと連携します。福岡市では、インテグリティ・ヘルスケア(東京都中央区)と組み、9月から在宅患者を対象にオンラインで診療と服薬指導をします。東京都では、MICIN(マイシン、東京都千代田区)と組み、10月から生活習慣病で通院中の60歳代以上の患者を対象とします。
 ジュピターテレコムは全国の拠点網を使い、テレビとつなぐカメラの設置に加え、診療の初期設定や利用方法をサポートし、約550万世帯が加入する既存の顧客基盤やインフラを活用してヘルスケア事業に注力します。

 2019年8月4日(日)

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