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■スペイン、乳児ら17人に「狼男症候群」を確認  原因は脱毛症治療薬入り胃薬 [健康ダイジェスト]

 スペインの厚生・消費・社会福祉省は29日、医薬品の取り違えが原因で、乳児を含む子供少なくとも17人に、いわゆる「狼(おおかみ)男症候群」(多毛症)の症状が確認されたと発表しました。親が我が子に飲ませた胃薬の中身が、男性型脱毛症の治療薬だったといいます。
 多毛症は、全身の体毛が過剰に成長する身体症状。今年6月、保護者らが子供たちの全身に体毛が生え始めたことに気付きました。
 症状の出た子供たちには、保護者が胃酸の逆流や消化不良を抑える医薬品オメプラゾールを飲ませていました。ところが、当局の調査で、実は子供たちが飲んでいたのは男性型脱毛症の治療薬ミノキシジルだったことが明らかになりました。
 マリア・ルイサ・カルセド厚生相は記者団に、製薬会社の施設でミノキシジルがオメプラゾールと記載されたケースに誤って梱包され、そのまま薬局に届けられたことがわかったと説明しました。梱包ミスを起こしたのは、南部マラガにある活性成分や医薬品の製造会社「ファルマキミカスル」で、ミスが起きた経緯は現在のところ不明。
 厚生・消費・社会福祉省によると、子供たちはすでに問題の薬の服用を中止しており、症状は今後回復するとみられています。取り違えの起きたオメプラゾールはすべて回収され、ファルマキミカスルはライセンスを停止され、医薬品の製造、輸入、販売ができない状態だといいます。

 2019年8月29日(木)

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