So-net無料ブログ作成

■ぜんそく治療薬が抗がん剤の副作用を軽減 九州大などが確認 [健康ダイジェスト]



 九州大学大学院薬学研究院、静岡県立大学、大阪府立大学、東京大学などの共同研究グループは、ぜんそくの治療薬が抗がん剤の副作用の一つである筋肉の委縮の軽減に効果があることを突き止めました。今後は、加齢による筋力低下や難病の筋ジストロフィー症の治療などにも応用を進めていきます。
 研究グループの西田基宏・九州大教授(薬学)は、「既存薬は安全性が確立されており、開発にかかる時間や費用が抑えられる。海外のベンチャー企業と連携するなどして、実用化を急ぎたい」と話しています。
 ぜんそく治療薬は「イブジラスト」。今回の研究では、「ドキソルビシン」と「シスプラチン」という2種類の抗がん剤で心筋や骨格筋、臓器が委縮する副作用が、イブジラストの投与で軽減されることを動物実験で確認しました。この副作用は患者の疲労感や痛みなどにつながり、生活に与える影響は大きいものの、有効な治療法は確立されていませんでした。
 研究グループは、心筋委縮の原因となる物質の生成を阻む働きがある薬剤を、すでに承認されている薬の中から探索。その有効性の検証を行い、イブジラストが阻害することを発見しました。抗がん剤を投与したマウスを使った実験では、イブジラストの投与により、体重減少が軽減。心臓や骨格筋の筋肉量の低下が抑えられていることがわかりました。
 既存薬はすでに安全性が確立されているので、今後は患者らへの臨床試験を進め、5~10年程度での実用化を目指すといいます。
 研究結果は8月末、イギリスの薬理学会誌に掲載されました。

 2019年9月5日(木)
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。