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■呼吸器の感染症患者が多い状態が続く RSウイルス感染症、百日せきなど [健康ダイジェスト]

 主に子供が感染し、激しいせきが続く「RSウイルス感染症」や、「百日せき」といった呼吸器の感染症の患者が多い状態が、続いています。特に赤ちゃんがかかると重症化する可能性があり、専門家は早めに医療機関を受診するよう呼び掛けて掛けています。
 RSウイルス感染症は主に子供が感染し、発熱やせきなど風邪に似た症状の出る病気で、肺炎のほか気管支炎を引き起こすなど重症化することがあります。 以前は冬に患者が多かったものの、2011年以降は夏から患者報告が増え始める傾向がみられています。
 国立感染症研究所によりますと、全国約3000の小児科の定点医療機関で、9月8日までの1週間にRSウイルス感染症と診断された患者は9842人と、前の週から2000人以上増えました。定点当たりの患者数が最も多い宮崎県や佐賀県などの九州地方を始め、全国各地で例年より早く患者が増えています。
 一方、百日せきは細菌が原因の感染症で、主に子供で激しいせきが続き、肺炎を引き起こすなどして重症化することもあります。今年、全国の定点医療機関から報告された患者数は1万1953人で、昨年1年間の数をすでに超え、都道府県では、東京都で995人、福岡県で756人、千葉県で710人などと、散発的に感染が続いています。
 国立感染症研究所によりますと、今年に入って生後6カ月未満の赤ちゃん、少なくとも100人が百日せきで入院したということです。
 感染症に詳しい群馬パース大学の木村博一教授は、「どちらの感染症も赤ちゃんがかかると重症化しやすいので、せきなどが続くようなら早めに医療機関にかかってほしい。手洗いやマスクの着用なども徹底してほしい」と話しています。

 2019年9月17日(火)

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