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■110歳以上の長寿の人に特殊な免疫細胞 理研などが発見 [健康ダイジェスト]

 110歳以上の特に長寿の人たちについて、血液を詳しく調べると、通常の人にはほとんどない特殊な免疫細胞が多く含まれることを理化学研究所などが突き止めました。長寿のメカニズムの解明につながるとして注目されています。
 理化学研究所と慶応大学の研究チームは、日本国内に約140人いる110歳以上の人たちのうち、健康な男女7人の血液を詳しく調べました。
 その結果、110歳以上の人たちの血液にはがん細胞などを攻撃する免疫細胞「キラーT細胞」が多く、中でも、特に「CD4陽性キラーT細胞」と呼ばれる細胞は20歳代から70歳代までの45人の平均と比べて、およそ10倍含まれていたということです。
 特に長寿の人たちでは感染症やがんなどに対する免疫が強く働くことで、健康が維持されているとみられ、研究チームでは今後、CD4陽性キラーT細胞がどのような役割を果たしているのか明らかにしていきたいとしています。
 研究成果は科学雑誌「アメリカ科学アカデミー紀要」のオンライン版に発表され、長寿のメカニズムの解明につながるとして注目されています。
 理化学研究所生命医科学研究センターの橋本浩介研究員は、「長寿の人の特徴はこれまで細胞レベルではほとんどわかっていなかった。長寿になるために免疫細胞が果たす役割を解き明かしていきたい」と話しています。

 2019年11月13日(水)

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