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■科学論文公開で投稿料を支払うケース増 京大、最大で2億円 [健康ダイジェスト]

 科学論文を公開するため、研究者が雑誌の出版社に料金を支払うケースが増えており、京都大学が学内の状況を調べたところ、昨年度の投稿料は最大で約2億円だったことがわかりました。専門家は、研究費を圧迫している恐れがあり、国内全体の状況を調べる必要があると指摘しています。
 科学雑誌はこれまで主に購読料を支払って読む形式だったため、研究者が論文を投稿する際に料金は生じませんでしたが、近年は誰でも無料で読めるように公開する一方で、投稿した研究者から投稿料を受け取るオープンアクセスと呼ばれる方式が増えています。
 こうした中、京都大学が所属する研究者を対象にオープンアクセスの利用状況を調べたところ、2019年度、オープンアクセスで投稿した論文は最大で1400本、投稿料は最大で1億9000万円だったことが、明らかになりました。
 投稿料の平均は約13万6000円となっており、前年の2018年度と比べて、論文数は20%余り増加し、投稿料の総額も約18%増加したということです。
 科学雑誌の現状に詳しい国立情報学研究所の安達淳副所長は、「信頼性の高い調査としては初めて行われたものといえる。投稿料の負担によって研究費を圧迫している恐れがあり、国内全体の状況を早急に調べて対応を検討する必要がある」と指摘しています。

 2020年1月13日(月)

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