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■自殺者が10年連続で減少 2019年速報値、初めて2万人を下回る [健康ダイジェスト]

 2019年の自殺者数が統計を開始した1978年以来、最少の1万9959人となったことが17日、警察庁の集計(速報値)でわかりました。前年より881人(4・2%)少なく、減少は10年連続。人口10万人当たりの自殺者数(自殺死亡率)も前年より0・7人減り、15・8人となりました。
 速報値が2万人を切ったのは初めて。ただ3月発表の確定値は例年増加する傾向にあり、最終的な自殺者数は2万人超となる可能性もありますが、自殺者が2万人を上回った場合も、過去最少になる可能性はあるといいます。
 政府は2017年の自殺総合対策大綱で、自殺死亡率をアメリカやドイツの水準に並ぶ13・0人以下にすることを目指しており、データをまとめた厚生労働省は「約2万人の方が命を絶たれており、依然として深刻な状況。引き続き対策をしっかりやっていく」としました。
 速報値を男女別でみると、女性はこれまでで最少の6022人(2018年比528人減)。男性は依然、女性の約2・3倍の1万3937人(同353人減)に上りました。
 都道府県別では、32都道府県で減少、14県で増加し、鳥取県は前年と変わりませんでした。最多は東京都の2107人で、大阪府1191人、埼玉県1100人、愛知県1062人、神奈川県1057人と続きました。最少は鳥取県の80人でした。
 自殺死亡率については、31道県で全国の15・8人を上回り、15都府県で下回り、兵庫県は同水準でした。山梨県の22・3人が最も高く、次いで秋田県21・9人、岩手県21・7人となりました。最も低いのは神奈川県の11・5人でした。
 年間の自殺者は1997年までは2万人台で推移していたものの、1998年から14年連続で3万人超に。最多は2003年の3万4427人で、これまでの最少は1981年の2万434人でした。
 厚労省は、これまで速報値に合わせて発表していた年代別の自殺者数や原因・動機別のデータは確定値で公表するとしています。

 2020年1月19日(日)

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