SSブログ

■新型コロナウイルス肺炎、中国の発症者571人を数え、死者17人 武漢市は交通機関の運行を停止 [健康ダイジェスト]

 中国では新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の感染がさらに広がっており、感染者は500人を超え、死亡した人は17人に上っています。最も状況が深刻な武漢市では、現地を離れる航空便や鉄道の運行が停止され、市民は日用品を買いだめするなど生活に影響が出始めています。
 中国の国家衛生健康委員会によりますと、23日午前0時時点で、感染者は25の省や市などで合わせて571人となり、死亡した人は最も状況が深刻な武漢市を含む湖北省で17人に上っています。重症者は95人。このほか感染した疑いのある事例が393人報告されており、感染者はさらに増加する可能性があります。
 こうした中、武漢市の地元当局は、23日午前10時(日本時間同11時)から武漢市を離れる航空便や鉄道の運行を当面停止し、市民約1100万人に対して特別な用事がない限り現地を離れないよう求めています。
 また、武漢市内のバスや地下鉄、長江(揚子江)を渡る客船なども運行をとりやめています。さらに、人が多く集まる公共の場所では、市民にマスクの着用を義務付ける措置も始まっています。
 こうした中、中国版のツイッター、ウェイボーでは武漢市民がスーパーで日用品を買いだめする様子などが伝えられていて市民生活に影響が出始めています。
 一方、世界保健機関(WHO)は専門家による緊急の委員会を開き、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たるかどうか協議しましたが、さらなる情報が必要だとして判断はせず、23日に再び委員会を開いて協議を継続することにしています。
 中国の国家衛生健康委員会は、これまでに新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎で死亡した患者17人についての情報を明らかにしました。
 それによりますと、死亡者の半数近くを80歳代の高齢者が占める一方、40歳代の死者も出ています。
 17人を年代別にみますと、80歳代が8人、70歳代が2人、60歳代が5人、50歳代が1人、40歳代が1人となっています。
 死亡した日付をみますと、1月9日に1人、1月15日に1人、1月18日に1人、1月19日に1人、1月20日に3人、1月21日に6人、1月22日に4人となっており、1月9日に初めて死者が出ていますが、19日以降の死亡者が14人となっていて今週に入ってから死者が増えていることがわかります。
 中国の保健当局の専門家チームのメンバーの1人、高占成医師は21日夜の、中国中央テレビの番組でインタビューにこたえ、新型のコロナウイルスの潜伏期間について、「現在の症例からすると、平均で7日前後だ。短かいと2日から3日で、長くて12日だ」と述べました。
 また高医師は、患者の症状について、現在の症例からすると発熱や空ぜきが中心で、3日から5日後に息切れがしたり、胸が苦しくなったりして、人によっては呼吸不全やショック症状を起こすと説明しました。

 2020年1月23日(木)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。