SSブログ

■地球滅亡まで残り「1分40秒」 終末時計、過去最短に [健康ダイジェスト]

 人類最後の日までの残り時間を象徴的に示す「終末時計」の時刻を発表してきたアメリカの科学雑誌は23日、大国間の軍拡競争に加え、気候変動への対策の遅れなどで人類に対する危機はかつてなく迫っているとして、これまでで最も短い残り「1分40秒」と発表しました。
 アメリカの科学雑誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」(原子力科学者会報)は、首都ワシントンで記者会見を開き、終末時計の針を残り「2分」だった昨年から20秒進め、残り「1分40秒」と発表しました。これは、冷戦期から現在までの間で最も短い残り時間です。1947年から発表が始まった終末時計は、昨年の「2分」が1953年の記録などと並び、これまでの最短でした。1991年には冷戦終結に伴い、「17分」まで針が戻っていました。
 今回、時計の針を進めることになった理由として、アメリカとロシアの中距離核ミサイル(INF)の全廃条約の失効による核軍縮への不信感や、アメリカとイランの対立の激化、アメリカと北朝鮮の核・ミサイル問題についての交渉の停滞、宇宙やサイバースペースを舞台にした新たな軍拡競争の激化などで、世界的に軍事的な緊張が高まっているためだとしています。
 また、気候変動に対する各国の関心が低く、効果的な対策がとられていないことも、人類にかつてない危機をもたらしているとしています。
 記者会見には、パン・ギムン(潘基文)前国連事務総長も出席し、「多国間主義の重要性が増している」と述べ、各国間の対話による問題の解決を訴えました。

 2020年1月24日(金)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。