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■新型コロナウイルス肺炎、日本で2例目を確認 武漢から観光で来日の男性 [健康ダイジェスト]

 中国内陸部の湖北省武漢市を中心に多発している新型コロナウイルスによる肺炎について、厚生労働省は24日、武漢市在住で旅行で来日していた40歳代男性の感染を確認したと発表しました。日本国内での患者確認は2例目。中国では同日、春節(旧正月)の大型連休が始まっており、多くの訪日客が見込まれることから、厚労省は警戒を強めています。
 一方、中国では、23日までの死者が26人に上り、国家衛生健康委員会によると感染者は830人になりました。
 厚労省などによると、男性は中国人。来日前の14日から発熱があり、中国の医療機関を2度受診したものの肺炎とは診断されず、経過観察となりました。19日に観光目的で来日後、20日に東京都内の医療機関を受診し、武漢市にいたことを申告しました。しかしこの時も肺炎とは診断されず、都内のホテルで滞在を続けていたといいます。
 発熱とのどの痛みが治まらないため、男性は22日、同じ医療機関を再び受診。この段階で肺炎の疑いがあると診断され、同日、都内の別の医療機関に入院しました。24日未明、国立感染症研究所の検査で、新型コロナウイルスの陽性反応が出たことが確認されました。現在、症状は安定しているといいます。
 厚労省によると、男性は、中国の感染者の多くがかかわっていたとされる武漢市中心部の「華南海鮮卸売市場」に立ち寄ったことはなく、中国でも肺炎患者との接触はなかったと説明しています。来日後は、同行していた家族2人とはホテルの別室に宿泊し、移動する時にはマスクを着用していたといいます。
 厚労省は男性と接触した家族や医療関係者約20人の健康状態を経過観察していますが、今のところ発熱などの症状は出ていないということです。
 春節で今後も多くの中国人観光客が日本を訪れるとみられ、厚労省は24日、中国からの航空機全便で体調不良の申告を求める健康カードの配布を始めました。
 中国の国家衛生健康委員会によると、死者25人のうち1人は北京市周辺に位置する河北省で確認され、武漢市がある湖北省以外で初の死者となりました。この25人とは別に、黒竜江省政府によると同省でも1人が死亡。中国本土での感染確認は31の省・直轄市・自治区のうち29に拡大しました。
 感染者はベトナムやシンガポール、韓国などでも確認されています。

 2020年1月24日(金)

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