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■マツモトキヨシとココカラ、2021年10月の経営統合を発表 ドラッグストア首位に浮上 [健康ダイジェスト]

 ドラッグストア大手のマツモトキヨシホールディングス(HD)とココカラファインは1月31日、2021年10月1日付で経営統合すると発表しました。新会社を設立して、株式移転で両社を傘下に置きます。
 両社合算の売上高は約1兆円で、店舗数では3000店と国内首位に浮上します。市場の飽和感も指摘される中、業界再編が加速しそうです。
 新会社の本社は東京都に置き、代表にはマツモトキヨシHD創業家の松本清雄社長が就く方向で、経営体制の詳細や株式移転の比率は今後詰めます。新会社の設立に先立ち、マツモトキヨシHDは2020年の早い段階でココカラファインの第三者割当増資を引き受けて、ココカラファイン株式の約20%を取得し、持ち分法適用会社にします。経営統合前に共同仕入れや商品の共通化を始め、いち早く統合効果を引き出します。
 両社は2019年8月に正式協議に入り、1月末をメドとして統合効果の検証を重ねてきた結果、商品調達の一本化で仕入れ値を抑えたり、プライベートブランドの販売拡大で利益率を引き上げたりするメリットが大きいと判断しました。
 マツモトキヨシHDは2018年度の売上高が5759億円で国内5位、ココカラファインは4005億円で7位。2019年度計画では両社合算で売上高が1兆90億円で、店舗数は3000店を超えます。2018年度に首位のツルハHDは2019年度に売上高8200億円、店舗数2165店となる見通し。
 出店と中小規模の合併・買収を成長の柱としてきたドラッグストア業界において、大手同士の再編実現は転換点となります。店舗は全国2万店に達し、飽和を指摘する声も多い中、両社の経営統合はコンビニエンスストアのような集約を促す起爆剤となる可能性があります。

 2020年2月1日(土)

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