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■新型コロナウイルス、検査対象者を拡大 厚労省が全国に通知 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの検査対象にならなかった人から相次いで感染が確認されたことを受けて、厚生労働省はウイルス検査の対象を拡大し、全国の自治体に通知しました。
 これまで、厚労省は新型コロナウイルスへの感染の疑いについて、▼37度5分以上の発熱かつ肺炎の症状があり、発症から逆上って2週間以内に中国の湖北省武漢市に渡航歴があるか、▼発熱と呼吸器症状が出た武漢市に渡航歴のある人と接触した場合と定義し、報告やウイルス検査などの対象としていました。
 さらに、▼渡航歴については武漢市を含む湖北省全体に広げたほか、▼接触歴は湖北省に滞在した人と濃厚接触した人まで含めることにしました。
 また、今回改正した基準の中では、新型コロナウイルスによる肺炎の特徴についても明記しています。
 それによりますと、潜伏期間は2日から10日で、発熱やせきなどの症状が出ることに加え、一部の人には5日から14日で呼吸困難などの症状が出ることもあり、高齢者や持病がある人が感染すると重症化する恐れがあるとしています。
 加藤勝信厚生労働大臣は、「地域の拡大と症状の要件の緩和をした結果として、対象の拡大を行うことにした」と述べています。

 2020年2月4日(火)

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