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■新型コロナウイルス、ニューヨーク州の感染者6万人に迫る アメリカ全体の約半数 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの感染拡大が続くアメリカで特に深刻な東部のニューヨーク州では、感染者が6万人近くになり、クオモ知事は病床や人工呼吸器の確保など医療態勢の拡充に全力を挙げるとともに、労働者の自宅待機を4月15日まで2週間延ばすと発表しました。
 ニューヨーク州では29日、新型コロナウイルスの感染者が前の日から7195人増えて5万9513人となり、アメリカ国内全体のほぼ半数を占めています。
 ニューヨーク州のクオモ知事は29日の記者会見で、「医療従事者は強いストレスを感じている」と述べ、増え続ける患者に医療現場が追い込まれている状況を率直に認めました。
 その上で医療現場の人員を増やすため、退職した人など7万6000人の医療ボランティアを集めたことを明らかにし、病床や人工呼吸器の確保に全力を挙げると強調しました。
 そして、州内で感染者が最も多いニューヨーク市では、今後14日から21日でピークに達するという見通しを示し、医療態勢の拡充は時間との闘いになっていると訴えました。
 このほかクオモ知事は、感染の拡大を防ぐため警察や食料品の販売など一部の業務を除き、すべての労働者に義務付けた自宅待機を4月15日まで2週間延長すると発表しました。
 一方、新型コロナウイルスに感染した患者が急増しているアメリカで、将来的にどれくらいの影響が出るのかについて、各国の研究機関からはさまざま予測が出されています。
 29日、アメリカの国立衛生研究所(NIH)の幹部で、トランプ政権の新型コロナウイルス対策チームの主要メンバーのアンソニー・ファウチ博士は、アメリカのテレビ局とのインタビューで、「最良のシナリオから最悪のシナリオまでさまざまな予測が出されていて数字に幅はあるものの、いずれその間の結果となるだろう」と述べました。
 その上で、「これまでの状況をみれば数百万人が感染し、10万人から20万人が死亡する恐れがある」と述べ、多くの死者が出る可能性に言及しました。
 また、アメリカのワシントン大学は今後4カ月で死者が最も多い場合、およそ8万人に上るという予測を発表しているほか、コロンビア大学の研究者がアメリカの有力紙ニューヨークタイムズと共同で行った研究で、今後2カ月で感染者が65万人に上る可能性があるとする予測を示しています。

 2020年3月30日(月)

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