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■新型コロナウイルス、アメリカの感染者20万人超 南部フロリダ州でも急速に増加 [健康ダイジェスト]

 アメリカでは新型コロナウイルスの感染者が東部ニューヨーク州を始めとして南部フロリダ州などでも急速に増えており、1日の時点で20万人を超え、感染の拡大に歯止めがかかっていません。
 アメリカではジョンズ・ホプキンス大学の現地時間1日時点のまとめで、新型コロナウイルスの感染者が20万人を超え、死亡した人は4400人以上となっています。
 このうち、感染者が8万3712人と最も多いニューヨーク州のクオモ知事は1日、記者会見で「4月の終わりごろに感染が最も広がっているという予測もある」と述べ、感染拡大が当面続くという見通しを示しました。
 そして、「人との距離を取ることを強く求める。感染者の数を減らせるからだ」と述べ、生活必需品を買いに行く場合などに人との距離をおよそ1・8メートル取るよう改めて求めました。
 また、感染者が6700人を超えたフロリダ州では、デサンティス知事が州内のすべての地域に外出を制限する命令を出しました。
 これまで、デサンティス知事は経済への影響を懸念して命令を出していませんでしたが、温暖なフロリダ州には冬から春にかけて多くの観光客が訪れており、海岸で遊ぶ人たちや飲食店に大勢で集まる人たちが感染を拡大する原因になっているのではないかという懸念がありました。
 アメリカのメディアによると、ジョージア、ミシシッピ、ネバダ各州も新たな外出制限を発表。外出制限を決めた州は35州以上に上り、影響はアメリカの人口の87%以上に当たる2億9000万人以上におよぶ見通し。
 アメリカではトランプ政権の対策本部が3月31日、感染によって死亡する人が10万人から24万人に上る可能性があるという見方を示しており、感染を抑えるための対策は時間との闘いになっています。

 2020年4月2日(木)

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