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■新型コロナウイルス、国内の感染確認1万人超える 東京都で新たに181人感染 [健康ダイジェスト]

 国内で確認された新型コロナウイルス感染者は18日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船者を除き、累計で1万98人となり、1万人を超えました。感染者が5000人を超えたのは国内初確認から約3カ月後の4月9日でしたが、その後の9日間で倍増しました。
 7日に緊急事態宣言が発令されてから10日以上たったものの、増加ペースに歯止めがかからない状況が続いています。
 18日には、全国で250人以上の感染が確認されました。
 感染症対策に詳しい東北医科薬科大学の賀来満夫特任教授は、「全国の感染者が1万人に達したというのはインパクトが大きく、確実に感染者が増えていることを示している。倍になるまでにかかる期間が1週間以上となっているため、2、3日で倍になるとされる爆発的な感染の拡大、いわゆる『オーバーシュート』には至っていないが、瀬戸際の状況が続いていると言える」と現状を分析しました。
 その上で、「週末を迎えていて、また5月の大型連休も控えているが、ここで気が緩んでしまうとすぐにオーバーシュートに至ってしまう。1万人の患者がいるとそのうちの2割は重症化する恐れがあり、医療機関の負担も大きくなる。感染者を減らすことが医療を守ることにつながるという意識をもって一人ひとりが『3密』を避ける人との接触を避けるなど対策を徹底してもらいたい」と話していました。
 一方、東京都の関係者によると、都内では新たに10歳未満の子供を含む181人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。過去最多となった17日の201人よりは少なくなっていますが、依然として、感染の拡大が止まらない状況が続いており、累計感染者は2975人となりました。181人のうちおよそ69%に当たる124人は、今のところ感染経路がわかっていないということです。
 福井県と富山県、愛媛県で各1人が死亡し、クルーズ船の乗船者を含めた死者は223人となりました。
 累計感染者は東京都の2975人が最多で、次いで大阪府1075人、神奈川県724人、千葉県635人の順。「特定警戒」の13都道府県に集中しており、都市部では特に、感染経路が不明な感染者の割合が増加傾向にあります。
 2月末に独自の緊急事態宣言を出した北海道では、1日当たりの感染者数はいったん減少したものの、17日に過去最多の33人が確認されるなど再び急増しています。

 2020年4月18日(土)

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