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■東京都、新型コロナウイルスの警戒レベルを最高に引き上げ 15日は新たに165人の感染確認 [健康ダイジェスト]

 東京都は15日午後、新型コロナウイルスの都内の感染状況などについて、専門家の分析をもとに評価する「モニタリング会議」を開き、現在の感染状況について「感染が拡大していると思われる」として、4段階ある警戒のレベルのうち最も深刻な表現に引き上げました。
 モニタリング会議では、13日までの1週間の平均で、新たな感染の確認が前の週のおよそ1・5倍の168・4人となり、感染経路がわからない患者も77・3人で、前の週の2倍近くに増えていることなどが報告されました。
 こうした状況を踏まえ、都内では「感染が拡大していると思われる」として、4段階ある警戒レベルのうち最も深刻な表現に引き上げました。
 ただ、今年3月から、緊急事態宣言が解除された5月までのいわゆる「2第1波」と比べて、若い人が多いことや重症の人が少ないなど、感染が確認される人の特徴が変わっているため、今後は、こうした点を踏まえて対策を行うことが必要だと指摘されました。
 一方、「医療提供体制」については、入院患者は前の週と比べて2倍に増えているものの、重症者の数は横ばいであることから、前回から変わらず4段階ある警戒レベルのうち上から2番目の「体制強化が必要であると思われる」と報告されました。
 会議の中で、国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長は、「第2波かどうかはもう少し時間がかからないと正直わからないが、かなり近いのは間違いないだろうと思っている。第2波の定義の一つの医療を脅かす瀬戸際まできているかどうかという点では、それは違うだろう」と述べました。
 東京都は15日、都内で新たに10歳未満から80歳代の男女合わせて165人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 また、感染が確認された1人が死亡したことを明らかにしました。
 都内では、新たな感染の確認が7月12日までの4日連続で200人を超えていました。その後、200人は下回りましたが、15日で3日連続、100人台になりました。
 都によりますと、165人のうち、20歳代と30歳代は合わせて105人で全体のおよそ64%を占めている一方、40歳代以上は50人でおよそ30%です。
 また、165人のうち、およそ47%に当たる78人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、およそ53%に当たる87人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。
 これで都内で感染が確認されたのは、合わせて8354人になりました。
 一方、都は、感染が確認された1人が死亡したことを明らかにしました。都内で死亡した人が確認されるのは6月24日以来で、これで合わせて326人になりました。

 2020年7月15日(水)

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