■新型コロナウイルス、５日は全国で1343人が感染 ５人が死亡

　国内では５日、全国で1343人の新型コロナウイルス感染者の発表がありました。また、熊本県と兵庫県、千葉県、神奈川県、愛知県で、それぞれ１人の死亡が確認されました。
　国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め４万2799人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて４万3511人となっています。亡くなった人は、国内で感染した人が1028人、クルーズ船の乗船者が13人の合わせて1041人です。
　大阪府は５日、新型コロナウイルスの新たな感染者を196人確認したと発表しました。7月29日の221人、31日の216人に次いで、過去３番目の多さとなりました。
　新たに大阪市の障害者施設で利用者や職員ら11人の感染が確認され、府はクラスター（感染者集団）が発生したとして、濃厚接触者の追跡調査などを急いでいます。
　５日の新規感染者のうち、感染経路が不明なのは122人で６割程度を占めます。年齢別では、10～30歳代が６割で若者の感染が目立ちました。ＰＣＲ検査などは2071件（陰性検査を除く）実施し、陽性率は９・５%。５日時点で356人が入院中で、うち30人が重症となっています。重症病床の使用率は、16%でした。
　府は夜の繁華街で感染が広がっているとして、１～20日は５人以上の飲み会を自粛するよう求めています。６～20日は大阪市・ミナミの一部の飲食店などに、感染防止策に応じて休業や営業時間短縮を要請します。
　これで大阪府内で感染が確認された人の累計は、4916人になりました。
　愛知県では、新たに147人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
県内で感染が確認された人は、延べ2538人となりました。
　県によりますと、田原市に住む70歳代の男性は、感染が確認された後、死亡したということです。愛知県内で死亡した感染者は、36人となりました。
　一方、愛知県の大村秀章知事は５日、愛知県独自の緊急事態宣言を発出すると表明しました。期間は、８月６日から24日までの19日間。大人数での会食や、県をまたぐ不要不急の移動の自粛などを要請しました。
　福岡県は５日、合わせて123人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
　感染の確認は、福岡市で68人、北九州市で21人、久留米市で５人などとなっています。福岡県内で感染が確認された人は、延べ2479人になりました。
　神奈川県内では５日、男女合わせて81人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表されました。このうち横浜市の70歳代の男性１人が死亡したほか、横浜市と川崎市の合わせて３人が中等症となっています。そのほかの人は、軽症か症状がないということです。
　また、81人のうち47人は、感染経路がわからないということです。
　神奈川県内で発表された感染者は、これで2831人となり、このうち100人が死亡しています。
　沖縄県は５日、新たに77人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
　過去最多となった４日の83人に次いで多く、これで沖縄県内での感染確認は714人となりました。
　また、アメリカ軍から県内にある基地、キャンプ瑞慶覧とキャンプ・コートニーで合わせて３人の感染が新たに確認されたと連絡があったということです。
　これで沖縄県のアメリカ軍関係者の感染確認は、289人となりました。

　２０２０年８月５日（水）

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