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■新型コロナウイルス感染症で死亡の看護師、44カ国で1000人超える 国際看護師協会が発表  [健康ダイジェスト]

 スイスのジュネーブに本部を置く国際看護師協会は、新型コロナウイルスに感染して死亡した看護師が、44カ国で合わせて1000人を超えたと発表しました。
 国際看護師協会は、日本を含むおよそ130の国と地域の看護師団体でつくる組織です。協会が新型コロナウイルスに感染して死亡した看護師について集計したところ、8月14日の時点で合わせて1097人に上ることがわかりました。
 これは明確な記録が残っている44カ国のデータを集計したもので、このうちブラジルが最も多く351人の看護師が死亡したということです。協会は、実際の死者はさらに多いだろうとしています。
 また、協会は特に感染者の数が多い国の52の加盟団体を対象に、医療従事者の感染の状況を7月30日~8月14日に調査し、33団体から回答を得ました。
 それによりますと、新型コロナウイルスの感染者のうち医療従事者が占める割合は、1~32%と国によって幅があるものの、平均は10%でした。協会は、世界全体では300万人近くの医療従事者が感染した可能性もあるとしています。
 また、協会では、医療従事者が感染を広げるといった誤った情報から世界各地で差別や暴力が起きていると指摘。中には、家を借りられなかったり、追い出された人もいるということで、各国に対応を呼び掛けています。
 国際看護師協会のアネット・ケネディ会長は発表の中で、「調査結果は医療従事者が新型コロナウイルスへの感染や精神的な不調など、関係するすべてのリスクにいまだにさらされていることを示している」と指摘しました。

 2020年9月22日(火)

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