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■8月の熱中症搬送4万3060人で過去最多 消防庁が集計 [健康ダイジェスト]

 総務省消防庁は29日、8月に全国で4万3060人が熱中症で救急搬送され、81人が死亡したとの確定値を発表しました。猛暑が影響し、昨年8月の救急搬送者3万6755人と比べると、6305人多くなっています。
 また、集計を始めた2008年以降、救急搬送者、死者とも8月としては過去最多となりました。1カ月間の救急搬送者数としては、「災害級の暑さ」とされた2018年7月の5万4220人に次いで2番目の多さでした。
 気象庁によると、8月の平均気温は東日本(関東甲信、北陸、東海)で平年を2・1度上回り、統計を取り始めた1946年以降、8月として最も高くなりました。西日本(近畿、中国、四国、九州)は平年を1・7度上回り、2010年と並んで最高でした。太平洋高気圧の張り出しが強く、晴れた日が続いたためといいます。浜松市では8月17日、国内観測史上最高に並ぶ41・1度を記録しました。
 3週間以上の入院が必要な重症は1337人で、短期入院が必要な中等症は1万6022人、外来診療が必要な軽症が2万5477人となっています。
 年齢区分別では、満65歳以上の高齢者が最も多く2万4927 人、次いで、満18歳以上満65歳未満の成人が1万4790人、満7歳以上満18歳未満の少年が3149人、生後28日以上満7歳未満の乳幼児が192人の順となって います。
 都道府県別の救急搬送者数は、東京都が4359人で最も多く、大阪府の3307人、埼玉県の2832人、愛知県の2784人が続きました。人口10万人当たりの救急搬送者数は、鹿児島県が最も多く47・20人であり、次いで、三重県45・98人、鳥取県44・47人、 群馬県43・74人、和歌山県43・48人の順となっています。
 発症した場所は、例年と同様、住居が最も多く1万9322人、次いで道路7593人、仕事場4594人、公衆(屋外)4125人の順となっています。

 2020年9月29日(火)

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