SSブログ

■いじめ認知、過去最悪61万2496件 不登校、暴力行為も過去最多 [健康ダイジェスト]

 全国の小中高校と特別支援学校で2019年度に認知されたいじめが、前年度から7万件近く増えて61万2496件に上り、過去最多だったことが22日、文部科学省の問題行動・不登校調査で明らかになりました。いじめを積極的に把握する意識の高まりを反映しており、命にかかわるいじめや、いじめが原因とみられる不登校を含む「重大事態」も、2割増の723件で過去最多でした。
 調査によると、いじめは小学校48万4545件(前年度比13・8%増)、中学校10万6524件(同9・0%増)、高校1万8352件(同3・6%増)、特別支援学校3075件(同14・9%増)で、小学校はこの5年で4倍に増えました。内容は「からかいや悪口、脅し文句」が最も多く、「遊ぶふりをしてたたく、ける」、「仲間外れ、集団による無視」が続きました。
 2013年にいじめ防止対策推進法が施行されて以降、学校には、いじめの積極的な把握が求められるようになり、認知件数の増加が続いています。文科省は「いじめを初期段階から積極的に認知した結果」としています。
 重大事態のうち、児童生徒の生命や心身、財産に深刻な被害が生じた疑いのあるケースは301件(前年度比31件増)で、いじめで30日以上の不登校になったのは517件(同97件増)でした。95件は両方に該当しています。自殺者は317人(同15人減)で2年連続で300人を超えました。いじめを苦にした自殺は小学校2人、中学校7人、高校1人の計10人でした。
 「パソコンや携帯電話などでの誹謗中傷」は2006年度以降で最多の1万7924件に上り、SNS上でのいじめも増加傾向にあります。
 一方、小中学校を30日以上欠席した不登校の状態にある子供は、小学生が5万3350人、
中学生が12万7922人の合わせて18万1272人(同10・2%増)と、7年連続で増加し、こちらも過去最多となりました。
 このほか、小中学校と高校の暴力行為の発生件数は7万8787件(同8・0%増)で、統計を取り始めてから最も多くなりました。この5年で、中学校は減少している一方、小学校は4倍近くに増えています。

 2020年10月25日(日)

nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。