SSブログ

■新型コロナ、世界の死者200万人超える インドが世界最大のワクチン接種を開始 [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の16日午後3時の時点で、世界全体で9384万4190人となりました。感染して亡くなった人は、200万8548人となっています。
 感染者の多い国はアメリカが2352万4081人、インドが1054万2841人、ブラジルが839万3492人、ロシアが348万3531人、イギリスが332万5642人となっています。
 死者の多い国はアメリカが39万1955人、ブラジルが20万8246人、インドが15万2093人、メキシコが13万9022人、イギリスが8万7448人となっています。
 ジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、日本時間の16日午前3時の時点で、新型コロナウイルスで亡くなった人の数は世界全体の累計で200万905人となり、200万人を超えました。
 世界全体で亡くなった人の数は、昨年9月下旬に100万人を超えて以降、12月上旬には150万人を超えていて、1日当たりに亡くなる人の数は、12月以降、1万5000人を超える日もあるなど、増加傾向が続いています。
 このうちアメリカでは1月12日に4462人が亡くなったほか、イギリスでは1月13日に1568人が亡くなっていて、いずれも1日当たりの数としては最も多くなっています。 
 一方、新型コロナウイルスの感染者数でアメリカに次ぎ世界2位のインドは16日、病院を花や風船で飾り、ワクチンの世界最大の接種計画を開始しました。安全性への懸念、不安定なインフラ、国民の疑念といった問題を抱える複雑で壮大な取り組みです。
 世界第2位の人口13億人を抱えるインドは、7月までにアメリカの総人口に相当する約3億人のワクチン接種を目指します。
 まず1000万人の医療従事者、そして警察や軍隊などの2000万人が接種を受け、接種費用は政府が負担。続いて、50歳以上の2億7000万人や、糖尿病・高血圧など既往症を抱える患者が接種を受ける計画で、承認済みのワクチン2種のうち1種の接種を受けます。
 ワクチンの1種は、イギリスの製薬大手アストラゼネカとオックスフォード大学が共同開発し、インドのセラム・インスティチュート・オブ・インディアが製造した「コビシールド」。もう1種は、インドのバーラト・バイオテックが政府系研究機関と共同開発した国産第1号のワクチン「コバクシン」。両方とも、初回接種から28日空けて再び接種する必要があり、一般の冷蔵庫と同じ2~8度の冷蔵保存が必須となります。ただし「コバクシン」については、臨床試験(治験)が完了していません。
 ナレンドラ・モディ首相が自身のユーチューブで接種計画の開始を宣言し、「通常、ワクチン開発には何年もかかるが、このような短期間で、1種だけでなく2種も『インド製』のワクチンを準備できた。世界はインドの科学者とワクチン生産能力に絶大な信頼を寄せている」と述べました。
 初日の16日には、約30万人が2回接種の1回目を受ける予定。
 当局は今回の接種計画に、子供へのワクチン接種や、選挙での経験を活用しています。約15万人のスタッフが接種計画に向けて訓練を受けたほか、ワクチンの模擬輸送を含む全国的な予行演習を複数回実施しています。
 しかし、インドは輸送網が脆弱(ぜいじゃく)な場合も少なくなく、医療サービスを提供するための資金も不足しており、ワクチン接種には困難が伴います。
 インド国立免疫学研究所のサティヤジト・ラト氏は、新型コロナワクチンの接種について、普段の子供への予防接種よりもはるかに困難な挑戦だと述べています。
 インドに先立ち、シンガポールやインドネシア、アラブ首長国連邦(UAE)、イスラエル、アメリカ、イギリスなど多くの国がワクチン接種を始めています。ただ、規模がケタ違いのインドでの接種計画は世界から関心が高く、「インドでのワクチン接種の行方を多くの国が見守ることになる。大きな責任がある」とモディ首相は語っています。

 2021年1月16日(土)

nice!(13)  コメント(2) 
共通テーマ:健康

nice! 13

コメント 2

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。