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■洗面所の手回し式蛇口を介し感染か 都営大江戸線の新型コロナ集団感染 [健康ダイジェスト]

 東京都営大江戸線の運転士などが新型コロナウイルスに集団で感染したのは、歯磨きなどで使っていた洗面所の蛇口を介して感染が広がった可能性が高いことがわかりました。
 都営大江戸線は昨年12月中旬以降、江東区の清澄乗務区に所属する宿直勤務の運転士など39人が新型コロナウイルスに感染し、1月11日までの2週間余りにわたって通常の7割程度に減らして運行を行いました。
 東京都交通局によりますと、感染経路を調査した保健所から、清澄乗務区の庁舎にある宿直用施設の洗面所の蛇口を介して感染が広がった可能性が高いと指摘されたということです。
 この蛇口は手で回すタイプで、トイレの後の手洗いのほか歯磨きやうがいなどで、始発電車の乗務に備えて泊まり込んでいる運転士たちが使っており、保健所は歯磨きの際のだ液が付着した手で蛇口を触れたことにより、感染が広まった可能性が高いと指摘しているということです。
 都交通局は、運転士らに蛇口をペーパータオルで覆ってから触ることや使用後に手の消毒をすることなどを指示し、手をかざせば水が出るセンサー式の蛇口に変えるなどの対策を検討するということで、「手を洗うために使う蛇口を介した可能性があると聞いて、対策の難しさを痛感した。感染の拡大防止に努めて運行を確保していきたい」としています。
 加藤勝信官房長官は14日の閣議後の記者会見で、「集団感染の原因に関して、個別の中身まで詳細に承知していないが、一般論として接触感染を予防するために、ドアノブ、スイッチ、手すりなど、手がよく触れる共用で使うものについては定期的に清掃するよう、これまでも周知を図ってきている」と述べました。
 その上で、「共用で使うものへの対応も含め、さらに徹底していただき、感染リスクが高まる5つの場面、さらには3密の回避、手洗い、マスクの着用、換気の徹底など基本的な対策の徹底を改めてお願いしていきたい」と述べました。

 2021年1月17日(日)

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