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■コンゴ、エボラ出血熱の再拡大で4人死亡 住民が感染防止対策を拒否 [健康ダイジェスト]

 コンゴ民主共和国(旧ザイール)当局は21日、エボラ出血熱の新たな集団発生により、4人が死亡したと明らかにしました。当局は、人々が感染力が高いエボラウイルスの感染防止対策に従っていないと警告を発しました。
 コンゴ東部の北キブ州の保健相は、今月のエボラ出血熱の感染再拡大により、「すでに6人の感染を確認した。感染者4人が死亡した」と明らかにしました。
 保健相は、北キブ州地域の住民は新たな集団発生を真剣に受け止めていないとし、「自宅の消毒や、安全かつ尊厳ある葬儀の実施を断固拒否する家族もいる」と指摘。「人々はエボラが再発したことをまだ理解していない。彼らにとって、すべては不明瞭なままだ」と述べました。ワクチン接種計画は今月15日に始まったものの、過去の流行時と同様、人々はエボラ出血熱の存在を疑い、病気にかかった人に触らない、死体を洗わないなどの感染防止対策を拒否しているといいます。
 コンゴでは、2018年8月1日に10度目のエボラ出血熱流行が確認され、武力紛争とエボラ対策への反発により状況が悪化し、昨年6月25日、ようやく流行の収束が宣言されていました。

 2021年2月22日(月)

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