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■筑波大学付属病院、「アルコール低減外来」開設へ 飲酒に悩むすべての人を診療 [健康ダイジェスト]

 筑波大学付属病院が4月に、一人ひとりの健康リスクを踏まえ、より適した飲酒量の目標を一緒に考え、行動の変化につなげる「アルコール低減外来」を開設します。
 アルコール依存症を対象とした医療機関は全国にあるものの、依存症ではない人も診療するアルコール低減外来は珍しく、日本の大学病院での設置は初めてといいます。診療や研究を通じ、アルコール摂取で健康を害する人を減らすことを目指します。
 アルコール低減外来は総合診療科が提供し、吉本尚准教授ら10人超の医師が対応する方針。毎週火曜日に受診でき、完全予約制で、紹介状は必要ありません。
 問診票の記入や問診、採血検査、カウンセリングなどを通じて、最適な飲酒量を評価し、投薬を含めた行動の変化を支援します。重度のアルコール依存症が疑われた場合は、専門の医療機関の受診を勧めます。
 日本では約1300万人に、問題がある飲酒やアルコール依存症の疑いがあるとみられています。ただ、受診者はアルコール依存症が疑われる10万人にとどまるといいます。
 吉本准教授は、「ありそうでなかった外来。気軽に相談できる場所として活用してもらい、健康な生活の実現につなげてほしい」と話しています。

 2021年2月28日(日)

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