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■イギリスで変異ウイルス「デルタプラス」41件確認 8月末までにEU感染の90%が「デルタ型」に [健康ダイジェスト]

 インド由来の変異ウイルス「デルタ型」がさらに変異した「デルタプラス」と呼ばれるウイルスがイギリス国内で41件見付かり、政府は対策の強化に乗り出しました。
 イギリスの保健当局などによりますと、「デルタプラス」と呼ばれる変異ウイルスは国内で4月以降に41件確認されているということです。
 これまでにロンドンのほか、5つの地域で確認されていて、イギリス政府はこれらの地域での追跡調査や検査体制の強化に乗り出しました。
 「デルタプラス」はインド発の変異ウイルス「デルタ型」と同様に、感染力が強い可能性が指摘されています。
 イギリス政府の担当者は23日の会見で、従来の「デルタ型」は2回のワクチン接種により重症化を9割以上の確率で防ぐことができると強調し、2回接種の徹底を呼び掛けました。
 一方、ヨーロッパ連合(EU)のヨーロッパ疾病予防管理センター(ECDC)は23日、域内の新型コロナウイルス感染について、8月末までに感染力が強い変異ウイルス「デルタ型」が約90%を占める可能性があると警鐘を鳴らし、迅速なワクチン接種を加盟国に呼び掛けました。
 ECDCによると、EUでは現在、イギリスで最初に確認された変異ウイルス「アルファ型」が主流になっているものの、間もなく「デルタ型」に置き換わるとみられています。
 ECDCのアンドレア・アモン所長は文書で、「デルタ株は今夏、ワクチン接種の対象となっていない若年層を中心に大流行する可能性が非常に高い」と述べました。
 アモン所長によると、インドで最初に確認された「デルタ型」は、ほかの変異ウイルスよりも感染力が強く、8月末までにEUの新規感染の90%を占めるとみられています。
 ロシアの首都モスクワでは、過去2週間で5万人の新規感染者が確認されており、セルゲイ・ソビャニン市長によると、その9割を「デルタ型」が占めています。
 ECDCによると、「デルタ型」の感染拡大を阻止し、被害を抑えるためにはワクチン接種を迅速に進めることが非常に重要だといいます。EUでまだワクチン接種を完了していない人の割合は、80歳以上で約30%、60歳以上で約40%となっています。

 2021年6月24日(木)




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