SSブログ

■ワクチンにステンレスの異物混入は人為的ミス 武田・モデルナ調査結果公表 [健康ダイジェスト]

 武田薬品工業とアメリカのモデルナは1日、新型コロナウイルスワクチンにステンレスの異物が混入していた問題で、原因は製造を委託していたスペイン企業の人為的ミスにあったとの調査結果を発表しました。部品を取り付ける際に設置不具合が生じたといいます。今後は精密測定器などを導入し再発防止に努めます。
 人為的ミスがあったのは、製造を委託するスペイン企業のラボラトリオス・ファルマセウティコス・ロビの工場。他の製品の生産から切り替えるため2つのステンレス部品を取り付けた際、保つべき1ミリメートルの間隔を目視で誤ったといいます。適切に取り付けなかった部品同士が接触して摩擦を起こし、粒子状のステンレスが6〜7月に製造したワクチンの瓶内に混入しました。この異物が健康に悪影響を与えることはないとする見解も改めて示しました。
 再発防止策として、生産を他製品から切り替える際の手順書の改善や、部品同士の適切な間隔を保つよう目視確認を補助する精密測定器を導入します。
 今回の異物混入を巡っては、8月に国内の大規模接種会場や職域接種会場で相次いで見付かり、厚生労働省が8月下旬に約160万回分の接種を見合わせるよう要請。国内での流通を担う武田薬品は、該当するロットのワクチンを9月2日から自主回収していました。回収したワクチン以外に異常はなかったといいます。

 2021年10月2日(土)




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。