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■ヨーロッパ医薬品規制当局、コロナワクチン追加接種認める 18歳以上対象に [健康ダイジェスト]

 ヨーロッパ連合(EU)の医薬品規制当局のヨーロッパ医薬品庁(EMA)は4日、新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースター接種)の効果を認め、2回目の接種完了から6カ月以降に検討すべきだとの見解を発表しました。アメリカの製薬大手ファイザーとドイツのバイオ企業ビオンテックが開発したワクチンの治験に基づく判断で、実際の接種の是非は各国の保健当局にゆだねました。
 ヨーロッパでは、EU加盟国のうちフランスやドイツで、すでに9月から高齢者などを対象に追加接種が行われていますが、ヨーロッパ医薬品庁はこれまで原則として「追加の接種よりも、まずはできるだけ多くの人が接種を完了することを優先するべきだ」という立場をとってきました。
 こうした中、ヨーロッパ医薬品庁はワクチンの追加接種について、効果を示すデータの検証などを踏まえた新たな見解を公表し、免疫不全の状態にある人は、ファイザーとアメリカのモデルナのワクチンの3回目の接種について、2回目の接種から少なくとも28日経過した後に「接種してもよい」としています。
 また、それ以外の場合についても、ファイザーのワクチンで効果を示すデータがあるとして、健康な18歳以上を対象に、2回目の接種から少なくとも6カ月の間隔を空けて接種することを「検討してもよい」としています。一方のモデルナのワクチンについても、現在データを検証中だとしています。
 EU内では全人口の6割超が必要な回数のワクチン接種を終えているものの、感染力が強い変異型ウイルスへの警戒感が根強くあります。アメリカも、65歳以上の高齢者や重症化リスクの高い人を対象に、9月下旬から追加接種を始めています。
 一方、世界保健機関(WHO)は、接種が進んでいない国にワクチンを回すよう呼び掛けています。

 2021年10月5日(火)




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