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■アメリカJ&J、コロナワクチン追加接種の承認を申請 治験データを提出 [健康ダイジェスト]

 アメリカの製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は5日、新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースター接種)に関する緊急使用の承認を求めて、臨床試験(治験)データをアメリカ食品医薬品局(FDA)に提出したと発表しました。FDAは今月に予定されている専門家による第三者委員会の結論を待ち、追加接種の必要性を判断します。
 1回接種型のJ&Jのワクチン接種から56日後に追加接種をした治験では、症状を伴うコロナ感染を94%予防する効果があるほか、追加接種から少なくとも14日間は重症化を100%予防する効果がありました。また、1回目の接種から6カ月後に追加接種した治験では、体内でウイルスの働きを抑える抗体のレベルが4週間後に12倍に上昇しました。
 J&J製ワクチンは、アメリカでは約1500万人が接種しています。FDAは9月、65歳以上と重症化リスクの高い人などに対象を限り、アメリカのファイザーとドイツのビオンテックのワクチンの追加接種を承認しました。ファイザー製ワクチンは接種後時間がたつことで予防効果の低下が確認され、追加接種の承認につながりました。
 一方で、J&J製ワクチンは接種後8カ月の時点で予防効果の大幅な低減は報告されておらず、FDAの追加接種への判断が注目されます。

 2021年10月6日(水)




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