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■ロシア、1日当たりのコロナ死者が1000人に迫る [健康ダイジェスト]

 ロシア政府の新型コロナウイルス対策本部は9日、感染による死者の数が1日当たり968人となり、1日の死者数としては過去最悪を記録したと発表しました。ロシアの1日当たりの死者数は6日に初めて900人を超す929人となり、4日連続で900人を上回っています。
 ロシアでは気温が下がり始めた9月以降、感染再拡大の兆候がみられ、9日発表の1日当たりの新規感染者数は全土で2万9000人を超えました。
 累計死者数はヨーロッパで最多、世界で5番目に多い21万2625人となっています。ワクチン接種が滞る中、感染者数は8月以降増加し、累計で760万人を超えています。
 ロシアでは数カ月前から複数の国産コロナウイルスワクチンが利用可能となっているものの、国民の間ではワクチン懐疑論が根強く、当局は接種を進められずにいます。
 独立系機関の世論調査では、国民の半数以上が接種を受けない予定だと回答。国内各地の新型ウイルス関連データを収集するウェブサイト「gogov.ru」によると、6日時点でワクチン接種が完了したロシア国民は30%に達していません。
 感染者数が増加する中、実質的な感染拡大抑制策は取られていないものの、数州では公共の場へ入るためにQRコードの提示を求める措置が再導入されました。一方、感染の中心地であるモスクワでは、今のところ制限措置は取られていません。当局によると、モスクワでの新規感染はすべてデルタ型変異ウイルスによるものとなっています。
 また、ロシア国営テレビによると、ロシア各地では週明けから生徒の自宅学習への移行や、映画館や劇場の入場制限拡大などの対策強化が予定されています。
 一方、ロシア連邦統計局は8日、同国の8月の新型コロナウイルスによる死者数が4万9389人だったと発表しました。政府発表の2倍以上に当たります。
 ロシアの新型ウイルスによる累計死者数は、統計局発表で40万人超となりました。
 政府発表では8月の死者数は2万4661人でした。今回の統計局の発表は、実情が政府発表よりもはるかに深刻であることを示しています。
 政府は検視後に新型ウイルスが死因と確認された死者のみをカウントしているのに対して、統計局はより広い定義で新型ウイルスによる死者数を集計しています。

 2021年10月9日(土)




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