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■デルタ型とアルファ型の遺伝子配列持つコロナウイルス、国内で6人から確認 [健康ダイジェスト]

 国立感染症研究所は国内の新型コロナウイルス感染者6人から、主に流行するインド由来のデルタ型に、イギリス由来でかつて急拡大したアルファ型の遺伝子配列が混じったウイルスを見付けたと公表しました。感染力が強くなったりワクチンの効果が弱まったりする変化ではなく、「追加的な公衆衛生リスクはない」と分析しています。
 厚生労働省が20日に開いた専門家組織「アドバイザリーボード」の会合で、感染症研究所が示しました。8月12日~9月1日に採取した6人の検体を調べたところ、大部分がデルタ型の配列だったものの、一部がアルファ型の持つ配列に置き換わっていました。ウイルスの機能に大きく影響する部分ではないとみています。6人の検体はほぼ同一の遺伝子配列を持っており、共通の起源があるとされます。
 こうした「組み換え」と呼ぶ変化は、同じ細胞に別のウイルスが同時に感染して生じるといいます。新型コロナの組み換え事例は、イギリスでも報告されています。
 感染症研究所の脇田隆字所長は会合後の記者会見で、「ウイルスは組み換えを起こして新しい遺伝子、機能を獲得して進化していく。なるべく抑制していくことが必要」と話しました。
 厚労省は新たな変異型の発生を監視するため、全国の5~10%の検体を目安にウイルスの遺伝子配列全体を調べるゲノム解析を実施しています。

 2021年10月20日(水)




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