■第一三共、追加接種向けコロナワクチンでも治験へ [健康ダイジェスト]
第一三共は21日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、追加接種(ブースター接種)で使うための臨床試験(治験)を2022年1月にも始めると発表しました。ワクチン接種経験者を対象に有効性などを検証し、すでに接種が広がっている追加接種需要に備えます。ワクチン未接種者を対象とした中期段階の治験と並行して進め、2022年中の実用化を目指します。
第一三共は、アメリカのファイザーやアメリカのモデルナ製と同じ「mRNA(メッセンジャーRNA)」を使ったワクチンを開発しています。追加接種向けの治験では、ワクチンの接種経験のある人に投与し、有効性や安全性を検証します。規模や終了時期などの詳細は未定で、「厚生労働省などと協議を進める」としています。
ワクチン未接種者を対象にした中期段階の治験も11月に始め、有効性や安全性、投与量などを検証し、順調なら2022年3月末までに最終段階の治験に着手します。偽薬(プラセボ)ではなく、ファイザー製など既存のワクチンと比べて有効性に見劣りがないかを検証する「非劣性試験」を想定し、数千人規模に投与する国際共同治験を予定しています。
また、第一三共は同日、2021年3月に始めたワクチン未接種者を対象にした初期段階の治験で、一定の有効性と安全性を確認したと発表しました。
治験は、20歳以上の男女142人を対象に実施。2回接種後、副反応などの経過を4週間までの期間で調べた結果、安全性に大きな問題はなかったといいます。接種を受けた人はウイルスの感染を防ぐ抗体が増えていることも、確認しました。
2021年10月21日(木)
第一三共は、アメリカのファイザーやアメリカのモデルナ製と同じ「mRNA(メッセンジャーRNA)」を使ったワクチンを開発しています。追加接種向けの治験では、ワクチンの接種経験のある人に投与し、有効性や安全性を検証します。規模や終了時期などの詳細は未定で、「厚生労働省などと協議を進める」としています。
ワクチン未接種者を対象にした中期段階の治験も11月に始め、有効性や安全性、投与量などを検証し、順調なら2022年3月末までに最終段階の治験に着手します。偽薬(プラセボ)ではなく、ファイザー製など既存のワクチンと比べて有効性に見劣りがないかを検証する「非劣性試験」を想定し、数千人規模に投与する国際共同治験を予定しています。
また、第一三共は同日、2021年3月に始めたワクチン未接種者を対象にした初期段階の治験で、一定の有効性と安全性を確認したと発表しました。
治験は、20歳以上の男女142人を対象に実施。2回接種後、副反応などの経過を4週間までの期間で調べた結果、安全性に大きな問題はなかったといいます。接種を受けた人はウイルスの感染を防ぐ抗体が増えていることも、確認しました。
2021年10月21日(木)
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