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■中新薬業、風邪薬など23製品307万個を自主回収 承認書に記載のない添加物を使用 [健康ダイジェスト]

 医薬品製造販売の中新(ちゅうしん)薬業(富山県滑川市)は26日までに、風邪「新ビターコルド」など23製品、約307万個の自主回収を始めました。国が認めた製造販売承認書と異なる方法で作ったり、記載のない添加物を使ったりしたため。
 同社の寺﨑正之社長は、「8、9月には承認書の記載と製品に差があると把握したが、その後、甘い考えで一部は製造を続けてしまった」と明かしました。
 回収対象は多くが配置薬で、風邪や頭痛、歯痛に効果・効能があります。添加物の分量が異なる5製品、記載のない添加物が使われた1製品、使用期限内に承認規格外になる可能性のある8製品などが含まれます。いずれも重い健康被害の懸念はないといいます。すべての回収には1年以上かかる見通し。
 富山県による10月22日の抜き打ち調査で、製品が承認書通りに作られていないと指摘がありました。ただ、それに先立つ8、9月、同社は承認書の記載との差異に気付いていました。本来なら承認書の変更手続きが必要と認識していたものの、手続きにも時間や人が必要で、対応を後手に回し、一部の受注製品を作り続けました。
 承認書には20、30年前のものもあり、長く製造する中で少しずつ製造方法や分量が変わったといいます。
 寺﨑社長は、「不正を隠そうとしたといわれても仕方がない。承認書通りに製造すると錠剤が割れるなど製造に支障があり、手順を変更してしまった。申請をすべきだったがモラルが低かった」と述べました。
 自主回収についての問い合わせは、中新薬業(076・475・2122)。
 配置薬を巡っては、富山市に本社がある製薬会社「廣貫(こうかん)堂」も10月と11月に胃腸薬やせき止めなど合わせて24製品、約500万個を対象に自主回収を行っています。

 2021年11月27日(土)




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