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■オミクロン型の感染者、日本で初確認 ナミビア滞在の30歳代男性 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの新たな変異型「オミクロン型」の感染例が日本で確認されたことが30日、明らかになりました。アフリカ南部のナミビアに滞在した後で入国し新型コロナに感染していた30歳代男性について、ゲノム解析の結果でオミクロン型への感染が判明しました。日本国内での感染例が確認されるのは初めて。
 ナミビアはオミクロン型が見付かった南アフリカに隣接し、政府が水際対策を強化した国の1つで、政府は27日から、ナミビアを含めた6カ国からの帰国者らに対し、指定した施設での10日間の待機を求めていました。
 男性は到着した成田空港の検疫で28日に新型コロナの陽性と判明し、29日から国立感染症研究所で全遺伝情報(ゲノム)解析を進めて、どの変異型か調べていました。男性に同行する家族2人は陰性で、成田空港近くの待機施設で過ごしています。
 男性の国籍は明らかになっていません。厚生労働省が詳しい感染ルートやほかに濃厚接触した人がいないかなどを調べています。
 オミクロン型は、感染力が増したり、ワクチンが効きにくくなったりしている可能性が指摘されています。世界保健機関(WHO)が26日に最も警戒レベルが高い「懸念される変異型(VOC)」に指定。各国でアフリカ南部からの渡航を制限する動きが拡大するなど厳戒態勢に入っていました。

 2021年11月30日(火) 




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