■「オミクロン型の高波が来ている」とイギリス首相、ブースター接種1カ月前倒しへ [健康ダイジェスト]
イギリスのボリス・ジョンソン首相は12日にテレビ演説し、新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染拡大に対応するため、ワクチンの追加接種(ブースター接種)を加速させると発表しました。2回の接種では「不十分」との認識を示し、年末までに18歳以上のすべての対象者に3回目接種を提供する考えを明らかにしました。来年1月末までとしていた目標を1カ月前倒しします。
イギリス保健当局によると、国内のオミクロン型感染者数は12日までに計3137人となりました。こうした状況を踏まえ、専門家らは12日に警戒レベルを高めることを政府に勧告。ジョンソン首相は「オミクロン型の高波がきている。誰もが疑うべきではない」と危機感を示し、追加接種の加速を決めました。軍を各地に出動させるほか、接種会場の時間延長や接種ボランティアの増員などで体制を整えるとしています。
人口の8割超が住むイングランドでは、公共交通機関や映画館でのマスク着用が義務付けられているほか、13日からは可能な限りの在宅勤務が推奨されます。
イギリス保健安全局の研究では、追加接種でオミクロン型への感染や発症を防ぐ効果が7割以上になる、との結果が出ています。デルタ型感染の場合と比べたところ、イギリスのアストラゼネカ製やアメリカのファイザー製ワクチンの2回接種だと、オミクロン型に対して極めて低いレベルの効果しかなかったものの、いずれも3回目の接種をした場合、効果は70~75%に上昇したといいます。
イギリスでの新型コロナ全体の1日の感染は4万~5万人台で上昇傾向にあります。
2021年12月13日(月)
イギリス保健当局によると、国内のオミクロン型感染者数は12日までに計3137人となりました。こうした状況を踏まえ、専門家らは12日に警戒レベルを高めることを政府に勧告。ジョンソン首相は「オミクロン型の高波がきている。誰もが疑うべきではない」と危機感を示し、追加接種の加速を決めました。軍を各地に出動させるほか、接種会場の時間延長や接種ボランティアの増員などで体制を整えるとしています。
人口の8割超が住むイングランドでは、公共交通機関や映画館でのマスク着用が義務付けられているほか、13日からは可能な限りの在宅勤務が推奨されます。
イギリス保健安全局の研究では、追加接種でオミクロン型への感染や発症を防ぐ効果が7割以上になる、との結果が出ています。デルタ型感染の場合と比べたところ、イギリスのアストラゼネカ製やアメリカのファイザー製ワクチンの2回接種だと、オミクロン型に対して極めて低いレベルの効果しかなかったものの、いずれも3回目の接種をした場合、効果は70~75%に上昇したといいます。
イギリスでの新型コロナ全体の1日の感染は4万~5万人台で上昇傾向にあります。
2021年12月13日(月)
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